艦隊ディリュージョン
皆様、この猛暑の中いかがお過ごしでしょうか。夏休みだ課題だと学生の方々は大いにこの休暇を謳歌して頂きたいものです。暑さがキツいとやっぱりこれですね、これ。
金剛「Hey,テートク!今日も良い天気デスネー!……hm,その分厚いbooksは何デスカー?」
俺「ああ、近々大本営からMI作戦が発令されるのは知っているだろ?昔の備蓄状況の資料見るだけってのもつまらんから勉強がてらお前たちの艦艇時代の史実も一応、な」
金剛「了解ネ、遠征艦隊の管理はこっちでやっておきマス、気兼ね無くStudyしててくだサーイ!」
俺「そうそう、いま出ている遠征艦隊には帰投しだい休憩に入ってもらうよう伝えてくれ。全遠征艦隊帰投をもって金剛も休憩だ」
金剛「All right!」
そして、3時間ほどが過ぎーーーー
俺「……む、寝ちまってたか、いかんいかん」
まぶたを擦り前を見ると、艦娘たちが座る長椅子に寝息を立てる金剛の姿があった。
俺「そういや遠征艦隊の報告書を終わったら持ってくるって言ってたっけな…あれ、紅茶?」
金剛の前には2つのティーカップがあった。しかし湯気はほぼ上がっておらず、どうやらだいぶ時間が経っているようだ。
俺「報告書持ってきたついでに一緒に飲もうと思ったら俺が寝ていたから起きるの待ってたら自分が寝ちまった……ってところかねえ」
ここで脳内に悪戯心が湧く。どうせなら寝ている金剛のご尊顔を近くでまじまじと観察してやろうと思ったのだ。
静かに長椅子に近づき、金剛の顔を横から眺めようとした瞬間ーー、
カッと目が見開き罠のように手を俺のほうへ伸ばしてきた。そのままバランスを崩し椅子に仰向けになると、
金剛「ちゅっ」 唇と唇が触れ合った。
俺「……これしたいがために寝たふりしてやがったな?」
金剛「えへへ、Good morning,テートク♡」
俺「寝てたのはそっちのほうだろーが、まったく……おはよう、金剛。寝起きにちょいと紅茶が飲みたくなったな、淹れてくれるか?」
金剛「Yes,とびっきりのMorning tea淹れてあげマース、期待してて下さいネー!」
こういうの書くの思いのほか楽しい